いぬのあしあといぬのあしあと

短編集「順環と跳躍」

「小説家になろう」で主に活動している雨宮吾子さんとの二人サークル「順環と跳躍」で製作した短編集です。 犬井による短編2作、雨宮による短編2作を収録しています。本文130ページです。 犬井の収録作はWebで全文を公開しています。 雨宮の収録作はWebで公開している小説を基にした増補加筆版の小説です。 作品紹介コーナーにリンクを貼っています。本文サンプルとしてご利用ください。 ~作品紹介~ https://ncode.syosetu.com/n4327ec/ 「リリアの死」は飼い犬の「リリア」を亡くした日の、少年とその両親の家族模様にまつわる短編です。昨年の夏ごろ小説家になろうに投稿しました。5000文字ほどの短い小説です。死と生について、自分なりに真正面から向き合ってみた一作です。 https://ncode.syosetu.com/n5338ey/ 「魔術」は世に出ぬまま亡くなった天才詩人:羽生犀生について、生前最も関係が深かった「わたし」が語るお話です。羽生が持っていた、文字通り、詩を具現化する力――魔術が生み出した一冊の本を「わたし」が燃やし、この世ならざる刹那に立ち会います。8000文字程度の耽美的幻想小説です。 次に雨宮の著作を紹介する前に、雨宮吾子さんについて紹介します。 雨宮さんは小説家になろうやカクヨム、星空文庫に小説や詩を投稿していらっしゃる方で、「純文学」としか形容しえない、ある一つの「時間」を描き出す稀有な作者です。 三島由紀夫を好まれる読者さんと相性が良いかもしれません。 https://ncode.syosetu.com/n8365dv/ 「美しき家」は学校でのいじめを通じて退学を選んだナオミとそのいじめに間接的に加担していた傍観者リサの関わりと、そのリサの葛藤を描いた中編です。静かな文章で登場人物の言葉が生き生きと語られ、最後に一つの風景が結実する美しい一作です。webで通常版が読めます。 https://ncode.syosetu.com/n8592cn/ 収録作「影向の喪失」は同音異名の短編「栄光の喪失」の最新版です。 しかし、全文が書き下ろされています。関連があると断言しづらい、紹介が難しい一作です。 「栄光の喪失」という小説は過去六回に渡り改稿が繰り返されていますが、その度に少しずつ味わいを変えています。 今回は完全新規書き下ろされ、よりパワーアップしています。 影向の喪失は、申し上げるなら、人間の本質に切り込んだ一作です。そのアプローチが、わかりやすい手法ではありません。どの一文にも意味が込められた、短いながら極めて濃厚な一作です。こればかりは語ることができません。しかし、一度でも本文を読んでしまうと、その世界の虜になってしまいます。 ぜひ書籍でその衝撃を味わってください。

「小説家になろう」で主に活動している雨宮吾子さんとの二人サークル「順環と跳躍」で製作した短編集です。 犬井による短編2作、雨宮による短編2作を収録しています。本文130ページです。 犬井の収録作はWebで全文を公開しています。 雨宮の収録作はWebで公開している小説を基にした増補加筆版の小説です。 作品紹介コーナーにリンクを貼っています。本文サンプルとしてご利用ください。 ~作品紹介~ https://ncode.syosetu.com/n4327ec/ 「リリアの死」は飼い犬の「リリア」を亡くした日の、少年とその両親の家族模様にまつわる短編です。昨年の夏ごろ小説家になろうに投稿しました。5000文字ほどの短い小説です。死と生について、自分なりに真正面から向き合ってみた一作です。 https://ncode.syosetu.com/n5338ey/ 「魔術」は世に出ぬまま亡くなった天才詩人:羽生犀生について、生前最も関係が深かった「わたし」が語るお話です。羽生が持っていた、文字通り、詩を具現化する力――魔術が生み出した一冊の本を「わたし」が燃やし、この世ならざる刹那に立ち会います。8000文字程度の耽美的幻想小説です。 次に雨宮の著作を紹介する前に、雨宮吾子さんについて紹介します。 雨宮さんは小説家になろうやカクヨム、星空文庫に小説や詩を投稿していらっしゃる方で、「純文学」としか形容しえない、ある一つの「時間」を描き出す稀有な作者です。 三島由紀夫を好まれる読者さんと相性が良いかもしれません。 https://ncode.syosetu.com/n8365dv/ 「美しき家」は学校でのいじめを通じて退学を選んだナオミとそのいじめに間接的に加担していた傍観者リサの関わりと、そのリサの葛藤を描いた中編です。静かな文章で登場人物の言葉が生き生きと語られ、最後に一つの風景が結実する美しい一作です。webで通常版が読めます。 https://ncode.syosetu.com/n8592cn/ 収録作「影向の喪失」は同音異名の短編「栄光の喪失」の最新版です。 しかし、全文が書き下ろされています。関連があると断言しづらい、紹介が難しい一作です。 「栄光の喪失」という小説は過去六回に渡り改稿が繰り返されていますが、その度に少しずつ味わいを変えています。 今回は完全新規書き下ろされ、よりパワーアップしています。 影向の喪失は、申し上げるなら、人間の本質に切り込んだ一作です。そのアプローチが、わかりやすい手法ではありません。どの一文にも意味が込められた、短いながら極めて濃厚な一作です。こればかりは語ることができません。しかし、一度でも本文を読んでしまうと、その世界の虜になってしまいます。 ぜひ書籍でその衝撃を味わってください。